特集 2013/12/12(木)
授賞するのは一体誰?

グラミー賞2014のノミネートを分析!

先日発表された2014年のグラミー賞候補。現地時間の2014年1月26日に授賞式が行われる音楽界最大のアワードで、栄冠に輝くのは? 音楽ジャーナリストの伊藤なつみさんが今回のノミネーションをわかりやすく解説。授賞予測も!

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2013年のVMAにて、ファレル、ダフト・パンク、ナイル・ロジャース。

Photo: WireImage

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生演奏を見直したダフト・パンクに注目

第56回グラミー賞ノミネート作品が2013年12月6日に発表された。対象になっているのは2012年10月1日から2013年9月30日までにアメリカでリリースされた作品。そのためケイティ・ペリーのようにシングル「ロアー~最強ガール宣言!」は入っていてもアルバムは対象外ということがある。 

 
予想通りだったのは、 EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)が席巻するアメリカ音楽市場に対し、“感情のこもった音楽を見直そう”と生演奏を重視したダンス・ミュージックを突きつけたダフト・パンクの活躍。主要2部門に加え、計5部門にノミネートされた。70年代のディスコブームを牽引したカリスマ的存在であるナイル・ロジャース(シック)を筆頭に、アルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』には御大のジョルジオ・モロダー、ポール・ウィリアムズからファレル・ウィリアムス、ジュリアン・カサブランカス(ザ・ストロークス)、インディーズ界のカリスマのパンダ・ベア(アニマル・コレクティヴ)などの豪華ゲストが参加した贅沢な仕上がり。2013年上半期のダンス/エレクトロニック・シーンでダントツの売上を誇っていたし、フランス人のデュオとはいえ、アメリカのミュージシャンのゲストが多く、反響の大きさからいっても受賞はありかも。

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Text: Natsumi Itoh

  • 【年間最優秀レコード候補】
    「ゲット・ラッキー」ダフト・パンク&ファレル・ウィリアムス
    「レディオアクティヴ」イマジン・ドラゴンズ
    「Royals」ロード
    「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」ブルーノ・マーズ
    「ブラード・ラインズ~今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪」ロビン・シック feat. T.I. & ファレル

     
    【年間最優秀楽曲候補】
    「ジャスト・ギヴ・ミー・ア・リーズン」 P!nk ft. Nate Ruess
    「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」ブルーノ・マーズ
    「ロアー ~最強ガール宣言!」ケイティ・ペリー
    「Royals」ロード
    「Same Love」マックルモア&ライアン・ルイス Featuring Mary Lambert

     
    【年間最優秀アルバム候補】
    「ザ・ブレスド・アンレスト」サラ・バレリス
    「ランダム・アクセス・メモリーズ」 ダフト・パンク
    「グッド・キッド、マッド・シティー」ケンドリック・ラマー
    「The Heist」マックルモア&ライアン・ルイス
    「レッド」テイラー・スウィフト

     
    【最優秀新人賞候補】
    ジェイムス・ブレイク
    ケンドリック・ラマー
    マックルモア&ライアン・ルイス
    ケイシー・マスグレイヴス
    エド・シーラン

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