特集 2017/5/30(火)
人気ジェンダーレス男子3人に取材

男らしさって何? なぜ日本社会に“ジェンダーレス男子”は必要なのか

りゅうちぇるを筆頭にテレビやインターネットでお茶の間を賑わしているジェンダーレス男子。美意識が高くメイクは当たり前、レディースブランドを着用、親友は女子ばかり……だけど、ゲイではなく恋愛対象は女性。そんな彗星の如く現れた彼らの登場は、時代が生んだコンプレックス、それとも処世術? 今回は、社会学者であり作家でもある鈴木涼美さんがミレ二アルズを中心に流行を築き上げたカリスマジェンダーレス男子3人にインタビュー。取材を通して浮かび上がった、ジェンダーレス男子の需要がここまで高まる理由とは!?

2~3年前からメディアで頻繁に見かけるようになった「ジェンダーレス男子」。マッチョで力強いステレオタイプな「男性」を脱ぎ捨て、すらっとした細い身体に白い肌で顔にはメイク。その言葉から、なんとなく中性的な雰囲気を纏った男性だということは想像できても、彼らの生態や考えていることは実際のところ私たちはよく知らない。人によっては、どうして男なのにいかにも男らしい格好をしていないのか不思議に思うかもしれない。なぜ彼らはジェンダーを捨てたのだろうか。

text: Suzumi Suzuki

  • 鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)など。2017年5月25日には、新著『愛と子宮に花束を』(幻冬舎)を発売。7月1日には、同名小説を原作とした映画『身体を売ったらサヨウナラ』が全国順次ロードショー。
    Twitter:@Suzumixxx
    http://lineblog.me/suzukisuzumi/

MORE TOPICS

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へ特集一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト