特集
2015/12/08(火)
ELLE CINEMA AWARDS 2015

文化人が選ぶ! 2015年のMYベスト映画【小島慶子さん編】

映画好きなエル読者の投票により、その年のベスト映画を決める「ELLEシネマ大賞2015」がいよいよ今年から開催! 読者投票に先駆けて、各界で活躍する文化人、著名人が2015年のベスト映画を選出。今回は、タレント、エッセイストとして活躍する小島慶子さんが選んだベスト映画3本をお届け!

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『アリスのままで』2016年1月6日(水)DVD発売  photo:Everett Collection/AFLO

小島慶子さんのBEST3

『アリスのままで』

若年性アルツハイマー症の言語学者をジュリアン・ムーアが演じてオスカーに輝いた。次第に失われていく「それまでの自分」と、受け入れがたい「この自分」……変わってしまう自分をどのように生きるかという問いは、哲学的な、けれど誰も避けて通ることのできないもの。病との闘いというテーマを越えて、自己をどう受容するかという普遍的なテーマが、多くの人が抱え持つ不安に触れる。私も、世界の見え方が変わるほど大きな示唆を得た。共同監督の一人であるリチャード・グラッツァーは、全身の自由が失われるALSと闘いながら本作を撮り、ジュリアン・ムーアの主演女優賞受賞の知らせを聞いた直後に亡くなっている。

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  • 小島慶子/1972年、オーストラリア生まれ。学習院大学卒業後、1995年、TBSに入社。アナウンサーとしてテレビ、ラジオに出演。1999年に第36回ギャラクシー賞DJパーソナリティー部門を受賞。2010年にTBSを退社後、タレント、エッセイストとして幅広く活躍中。二児の母。著書に『女たちの武装解除』(光文社刊)、『大黒柱マザー』(双葉社刊)、『わたしの神様』(幻冬舎刊)ほか多数。ヤマザキマリ氏との共著『その「グローバル教育」で大丈夫?』(朝日新聞出版刊)が2015年12月7日(月)発売。

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