お得感満載。作品2本をイッキ観できる映画館
■キネカ大森(東京・大森)
1984年、日本初の“シネマコンプレックス”としてオープンしたキネカ大森は、134席ある大スクリーンから40席のみのミニシアターまで、3つのスペースを完備。ファミリー向けからアート系まで作品に応じて3つの劇場を使い分けて上映する老舗映画館。
特に、1,300円で作品を2本観られるお得な「名画座2本立て」は、新旧問わずセレクトされるセンスの良い作品にファンも多し。夕方の最終回は一般や学生など関係なく、一律900円で観賞可能と破格の値段設定も人気。待ち時間には受付に設置された名作のパンフレットコーナーで過去作品を復習するのも◎。
東京都品川区南大井6-27-25 西友大森店5階
http://www.ttcg.jp/cineka_omori/
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“日本初のシネコン”として1984年にオープン。新作はもちろん、劇場スタッフがセレクトした「名画座2本立て」が個性的。ロビーにはお客さんから寄贈された大量の名作パンフレットが読み放題。女優、片桐はいりさんがふらりと訪れ、今でも“もぎり”(チケット売り場のスタッフ)をする姿に遭遇することも! かく言うわたくしも「松崎ブラザーズのイマコレ!」という名画上映やトークショーを開催させて頂いています。(松崎健夫さん/映画評論家)
■早稲田松竹(東京・高田馬場)
今では数少ない名画座となった早稲田松竹。一般ロードショーを終了した話題作や過去の名作をそのときのテーマに沿って2本立てで上映。
チケット=入場券という概念で、2本立てのどちらの作品からも、自由に観賞でき、上映の途中からも入場できる自由さも人気。監督や役者、年代でテーマを絞ることも多く、時代を捉えた2本立てコンビのセンスの高さにも定評あり。入場料も1,300円と昔から変わらないお財布にも優しい価格設定も嬉しい。
東京都新宿区高田馬場1-5-16
http://www.wasedashochiku.co.jp/index.html
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1,300円で2本観られるので学生時代から行ってます。独自の2本立てセレクトが毎回面白く、邦画や2000年代の作品にも力を入れているところが嬉しい。トークショーなども意外に豊富で、昔ながらのレトロな外観もタイムスリップしたようで乙女心をくすぐります。(エディターNAHO)