名ベッドシーンから抜粋! 声に出したいセクシーな台詞
2017/07/25(火)
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『セックス・アンド・ザ・シティ・ザ・ムービー』(2008)

【番外編】ベッドで絶対に言ってはいけない迷台詞

「さっさと済ませちゃいましょ」

Let’s get it over with!
(『セックス・アンド・ザ・シティ・ザ・ムービー』より)

言わずと知れた米人気ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」シリーズの映画版。この映画で遂に主人公キャリーはミスター・ビッグと結婚。このセリフはドラマシリーズで既に結婚しているミランダとスティーブ夫婦の自宅でのセックスの最中に交わされるもの。

ミランダは弁護士の仕事をしながらアルツハイマーの姑の世話や子どもの子守をするのに疲れきってイライラしがち。しかし、能天気なスティーブは食事中の軽いジョークなどで彼女の毛羽立った気分を和らげ、ミランダも彼のそんなところをとても愛しく思い、その日の深夜はものすごく久しぶりにセックスをする運びに。

しかし、スティーブは彼女が絶頂を迎えるのを制し、「次は上に乗って」と体位を変えることを提案。翌日も早くから弁護士事務所に行かなければいけないミランダはつい「さっさと済ませちゃいましょ」と口に。当然、スティーブの気持ちはがた落ちで萎えてしまい、夫婦の間に冷たい風が流れるきっかけになってしまうというエピソード。セックスの醍醐味のひとつは日常からの断絶と解放であるはずなのに、現実的な頭のままで時間の計算などしたら、燃え上がっていた空気も台無しになってしまうこと間違いなし?

Text: Suzumi Suzuki Photo: Aflo

  • 鈴木涼美/社会学者、作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。記者として在籍した日本経済新聞社を退社後、執筆業を中心に活動。著書に『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)や『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)、『愛と子宮に花束を』(幻冬舎)など。2017年8月8日には新著『おじさんメモリアル』(扶桑社)を発売。同名小説を原作とした映画『身体を売ったらサヨウナラ』が絶賛上映中。
    Twitter:@Suzumixxx
    http://lineblog.me/suzukisuzumi/

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