特集 2013/12/19(木)
年末年始はこれを聴け!

2013年のMYベストミュージック【多屋澄礼さん編】

今年1年間のカルチャーを総括するため、各分野のプロフェッショナルが2013年にヘビロテした私的ベストを発表。今回は、DJ&京都のセレクトショップ「ViOLET AND CLAiRE」のオーナー、多屋澄礼さんが「知る人ぞ知るインディーロックの名盤」をセレクト!

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すべてがアイコンになり得るポップさが魅力

Veronica Falls 『Waiting For Something To Happen』

ロックのジャンルが細分化され、イギリスの伝統的なロックの系譜を辿るバンドが珍しくなった今、「Veronica Falls」の奏でるメロディーの素晴らしさはより一層際立つ。アートなど学生カルチャーが盛んな北部の街グラスゴーで「Royal We」を結成していたRoxanne、Patrick、Marionの3人が音楽オタクのJamesにロンドンで出会いスタートしたこのバンドはカルト的な部分を残しつつもメロディーだけでなく、歌詞、アートワーク、ファッション、すべてがアイコンになり得るポップさを持っている。メインストリームでの評価などには脇目もふらず、まっすぐな眼差しで自分たちの理想の形を追い求める姿は聴く者に勇気を与えてくれる。2枚目となるこのアルバムは「Teenage」、「Broken Toy」、タイトル曲の「Waiting For Something To Happen」などどこを切り取っても最高だと胸を張って言い切ることが出来る。

  • 多屋澄礼/DJ、フリーライター、ショップオーナー。インディ・ミュージック好きな全ての女の子の気持ちを代弁する、ガールズグループ「Twee Grrrls Club」のリーダー。 レーベル&ショップ、Violet And Claireのオーナーとして、女性作家のセレクトや海外の雑貨などの輸入も手がけるかたわら、フリーのライターとして雑誌や本などで執筆、イラストも手がけている。現在、WOWOW「金曜カーソル」に準レギュラーとして出演、WEBマガジンneolに漫画を執筆中。http://www.violetandclaire.com

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Text: Sumire Taya

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