ダイアナ妃が変えた5つの“プリンセス像”
2017/08/30(水)
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王子ふたりが通ったプレップスクール、ウェザビー校の運動会で“レディらしからぬ”負けん気を出し、全力疾走を披露するダイアナ妃。スポーツ少女だった妃らしいシーン。

Photo: Aflo

5.プリンセスの“イノセント”は悪

彼女の一生すべてが「無垢や幼さは善ではない」と訴えかけてくる。傷つけられて、奪われ、絶望したことで、知識と生きる術を身に着け、メタモルフォーゼしていったダイアナ妃。純粋、無垢、天然、素直……といった“称賛すべきプリンセスの特質”とされてきたものは、正しく利用しない限りは単なる“福々しさ”であり、敵も増やし、決して女性を幸せにしないと証明してくれた。また、イノセントな女性は、福々しく他人を傷つけてしまうという事実も教えてくれた。姉ではなくより純粋だったダイアナを選んだチャールズ皇太子が逆説的に、多くの男性がそれらの要素を「善」とするのは、そういった女性のほうが操作し利用しやすいからだと証明してくれたことに、感謝すべきなのかもしれない。

  • Photo: Wireimage

    『ダイアナ妃の告白』
    ナショナル ジオグラフィックにて放送2017年10月10日(火) 午後10時~ ほか
     
    チャールズ皇太子との別居発表前年の1991年に行われた、ダイアナ元妃への極秘インタビュー音声で構成されるドキュメンタリー番組。皇太子との出会い、夫婦関係、当時皇太子の愛人であったカミラ夫人への嫉妬など、葛藤と苦悩の日々が、本人の肉声で明らかになる。
     
    【番組公式ページ】 http://natgeotv.jp/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/2320

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