【テイラー事務所】
K:クローズド結婚式もそうですけど、今は一部の業界受けをするか、そうでなければ完全にマス受けを狙うか、はっきりと二分されている気がします。後者はマスを攻略する方法を徹底的に計算していますよね。
P:そう、テイラー・スウィフトでしょ。でも、今はそうしないと生き残れないんじゃないかしら。ネットでみんないろいろな悪口を書くじゃない。だから一般人とSNS上でケンカしているセレブもたくさんいるけれど、相手にするにしても無視するにしても、ちゃんと計算することが必要。
M:テイラー軍団を見ていても、人種や職業のバランスをとって構成されてますよね。
P:メンバーをまんべんなく偏りなく、考えて選んで全方位カバーしてると見る人もいれば、「テイラーは本当に皆から愛されている」と見る人もいる。モデル入ってるOK、人種ミックスしてるOK、シンガー入ってる、文化人枠はレナ・ダナムでOK! 全て揃えてます! みたいな。もう軍団ではなくて、立派な事務所よね。
M:まさに“テイラー芸能事務所”!(笑)
K:稲川○子事務所みたい(笑)
P:男子を下手に入れないところがいいのよね。若い女の子たちが集まってワイワイしているのって、中学生のパジャマパーティみたいで、共感がもてるじゃない。部屋とかキッチンとか場所は桁違いに大きいけど、作ってるのはクッキー。ファンなら「テイラーみたいに私もクッキー焼いちゃう」ってなるかも。
M:でも男性からも人気ですよね。
P:テイラーのすごいところはすべてのデモグラフィックからウケているところ。厳しい音楽評論家たちもテイラーにはすごく優しいそう。そもそも彼女に才能があるから。「珍しいタイプのシンガーだ」って音楽雑誌に書かれていたの。
M:徹底的に全方位から愛されるテイラー。すごいです。
P:マイリーやリアーナはセックスアップしすぎて女子が引いちゃうところがあるけれど、テイラーはそうしない。当たり前だけれど、女性から愛されるということは女性セレブにとって大事。ヴィクシーたちもエンジェルに選ばれたら、男性誌のエログラビアはやらないのだそう。
M:それは「ヴィクトリアズ・シークレット」が男性の為に作られた下着ではないからですね。
P:そうそう。
K:商業的に成功するには女性ってことですね。男に媚びてる時代じゃない。
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★審査員メンバー
セレブウォッチャー☆ピーチズ = 人気連載「セレブウォッチャー・ピーチズのOM(F)G!」でおなじみ。モデルから女優まで、あらゆるニュースを24時間チェックしている映画ライター。
カルチャー&ライフスタイルエディターM = デイリーセレブゴシップ担当。鍛えた身体に目がないけれど、マッチョな男は苦手。鍛えた審美眼であらゆる視点で映画やゴシップを斬るアラフォーエディター。
ファッション・フィーチャー・エディターK = デイリーセレブゴシップ担当。常に斜めからしか物事をみられないこじらせ男子。三度の飯よりゴシップが好き。