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アメリカーナ音楽もノミネート
スタージル・シンプソンは新世代アメリカーナの旗手。アメリカーナというのは1990年代に生まれたジャンルで、カントリー音楽のようなわかりやすい枠からこぼれ落ちた様々なアメリカの伝統音楽の総称、あるいは、それを組み合わせたもの。
なので、カントリー好きからも、ロック好きからも「これじゃない」と言われたり、同時にもっと大きな視野とテイストを持ったリスナーからは「これこそが新しい音楽!」と言われてきた人です。これまでも何度かノミネートされているので、グラミー賞という性格からしても、ドレイクよりはスタージル・シンプソンが賞を獲得する確立は高い。
Text: soichiro tanaka Photo: Getty, Aflo
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田中宗一郎/音楽サイト「ザ・サイン・マガジン」のクリエイティブディレクター、音楽評論家、DJ。1963年、大阪府出身。雑誌『ロッキング・オン』副編集長を務めたのち、1997年に自ら音楽雑誌『スヌーザー』を創刊。その後、2013年秋にWEBメディア「ザ・サイン・マガジン」を開設。『スヌーザー』がオーガナイズするクラブイベント、クラブ・スヌーザーは全国各地にて現在も開催中。@soichiro_tanaka