海外セレブゴシップ 2016/12/7(水)

レイプシーンに釈明! ベルナルド・ベルトルッチ監督が声明を発表

2013年のインタビューで映画『ラストタンゴ・イン・パリ』のレイプシーンが本物のレイプだったと告白していたベルナルド・ベルトルッチ監督。インタビュー内容が報じられ、俳優たちから多くの批判の声が上がる中、声明を発表した。

ベルナルド・ベルトルッチ(Bernardo Bertolucci) photo : Getty Images

映画『ラストタンゴ・イン・パリ』制作時、女優のマリア・シュナイダーにレイプシーンを事前に知らせずに撮影したことを告白したベルナルド・ベルトルッチ監督。批判に対して釈明の声明を発表した。

「この作品についての報道に対する馬鹿げた誤解を解きたい」というベルトルッチ。「数年前『シネマテーク・フランセーズ』で行われたイベントで、あのバターを使ったレイプシーンについて詳細が知りたいと聞かれた。私は詳しく語ったが、明確ではなかったようだ。マーロン・ブランドと決めたのは、マリアにバターを使うと知らせないことだった」「私たちはバターを不適切に使うことに対するマリアの自然な反応が撮りたかった。ここに誤解がある。マリアが暴力について知らされていなかったと考えている人がいる。それは間違いだ」「脚本にはすべてが書かれ、それを読んでいたのだからマリアは全部知っていた。彼女が知らなかったのはバターを使うことだけだ。何年も後になって、彼女がそのことに怒っていたことを知った」「私はマリアに怒りや屈辱を演じるのではなく、感じて欲しかった」と発表している。

マーロン・ブランド(Marlon Brando)、マリア・シュナイダー(Maria Schneider) photo : Getty Images

釈明を意図したものではあるけれど、マリアに屈辱を与えたかったことを改めて明らかにした今回の声明。ちなみにマリアは生前、このシーンについて「屈辱的だったし、マーロンとベルトルッチの2人にレイプされたように感じた。この場面を撮った後、マーロンは私を慰めることも謝ることもなかった」と語っている。また映画撮影後、彼女はベルトルッチと2度と口をきかなかったとも報じられている。このシーンがマリアに大きな傷を与えたことも、監督がそれを意図的に行ったことも明白。激怒している俳優たちがこの釈明をどう受け止めるのか注目したい。

text : Yoko Nagasaka

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