カンヌ映画祭のレッドカーペット、女優たちが“歩きやすい”足元で主張
昨年、カンヌ映画祭でフラットシューズを履いてプレミアに現れた女性が「ドレスコードに合わない」と入場を拒否されたニュースを覚えている人も多いはず。今年は女優たちがこれに対して反旗を翻しているもよう。
開催中のカンヌ映画祭で、クリステン・スチュワートはオープニングのディナーパーティにスカートとフラットシューズで出席。靴についてコメントを求められると「こういうことは早急に変えるべき」とクリステン。「もし私と男性の友達がレッドカーペットを歩いていて、誰かが私を止めて“ヒールを履いていないからここを歩いてはいけない”と言ったとする。そうしたら私は“私の友達もそうよね? 彼もヒールを履くべき?”って答える」「男性に要求しないことを私に押し付けることはできない。正装はするけれど、フラットもヒールも正装として扱われるべき」と語ったそう。
ヒールをボイコットする、というわけではなくどちらの靴も履いているクリステン。ドレスのときにはヒールを履いていたことを「靴で声明を出しているわけではないから。あのドレスにはヒールが合うと思ったし、あのスカートにはフラットが合うと思っただけ。それに数時間履き続けるときにはフラットのほうが楽」と説明したそう。
ちなみに先輩女優スーザン・サランドンもフラットで、さらにジュリア・ロバーツはプレミアのレッドカーペットに裸足で登場したそう! 入場を拒否されることはなかったとか。カンヌの足元のドレスコードは着々と変化しているもよう!
text : Yoko Nagasaka