海外セレブゴシップ 2015/12/18(金)

“今年のフェミニスト”、1位はアマンドラ・ステンバーグとローワン・ブランチャード

フェミニズムに影響を及ぼしたセレブを選ぶランキング「フェミニスト・セレブ・オブ・ザ・イヤー」。今年は、女優のアマンドラ・ステンバーグとローワン・ブランチャードが選ばれたそう。

ローワン・ブランチャード(Rowan Blanchard),アマンドラ・ステンバーグ(Amandla Stenberg) photo : Getty Images

フェミニズムを推進する「ミズ・ファウンデーション・フォー・ウーマン」と雑誌『コスモポリタン』誌がオンラインでの投票をもとに選ぶ「フェミニスト・セレブ・オブ・ザ・イヤー」。昨年は国連の親善大使を務めるエマ・ワトソンが1位になったこのリスト、今年はアマンドラ・ステンバーグとローワン・ブランチャードが1位を獲得したそう。
 
現在17歳のアマンドラは、同じ女性であっても人種によって受ける差別が違うことをSNSなどで指摘。例えばカイリー・ジェンナーが髪型をコーンロウにしたときには「あなたは黒人の文化を利用するとき、黒人に対する警察の暴力や人種差別の問題ではなく、自分の髪型にしかみんなの注目を向かせないのね」と批判、「黒人の女性性や美しさを取り囲むメンタリティは、ヨーロッパ中心主義の美の基準を元にしている」と指摘したそう。
 
また14歳のローワンは、フェミニズムを人種や宗教の問題と合わせて考える「インターセクショナル・フェミニズム」の大切さを主張。UN Womenの会議では「婚姻の平等が達成された国で、ジェンダー間の平等がその次になっていいのでしょうか?」と訴えたことも。また最近では「女子友軍団」はフェミニズムを単純化してしまう、と語ったインタビューも話題になった。
 
フェミニズムとその他の差別との関係が考えられるようになったことを示す今回のランキング。今後フェミニズムがどのような進化を遂げるのか、セレブたちのメッセージを通して注目したい。

text : Yoko Nagasaka

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