海外セレブゴシップ 2014/9/10(水)

ベネ様18歳、男だらけの名門校でゲイ差別と闘う

全寮制の超名門校出身のお坊ちゃまである、ベネディクト・カンバーバッチ。昨年、友人のゲイカップルの結婚式を取り仕切ったことが話題になった彼が、寮生時代に同性愛差別と闘った過去を「ザ・デイリー・ビースト」のサイトに語ったもよう。

ベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch) photo : Getty Images

ベネ様ことベネディクト・カンバーバッチが通っていたのは、英国を代表する全寮制私立男子校、ハーロー・スクール。ケンブリッジ大やオックスフォード大合格者を多数輩出し、チャーチル含む歴代首相からセシル・ビートンなどの芸術家まであらゆる天才の母校でもある、とんでもない名門校(ちなみに卒業するまでにかかる費用は授業料だけで約3000万円~)。
 
「男だけのボーディングスクールでは、女子がいなくなってしまうことで、あることが当然のことのように起こってしまうんだ。そういうところにいた人は、同じことを少しは見聞きしたことがあるはず。それこそ2人の男子を道端で追い詰めるような、とんでもない同性愛差別があった」と、男子校時代についてのドキドキの発言。
 
事件はカンバーバッチが最上級学年のとき。「ある日、2人の男子が“ベッドの中で一緒に何かをしていた”」のが見つかってしまったのだとか。すると後日、寮で騒動が! 「小論文を書きかけていたとき、外で騒ぎ声が聞こえたから窓の外を見てみると、男子がひとり逃げ回っていて、集団で彼に『オカマ野郎!』と罵声を浴びせている姿だった。『あいつら何してやがる!』と思って、その男子たちが“狩り”から戻り、息があがっているところに、『お前たち何してた? 頭がおかしくなったのか?』って訊いたんだ。彼らが理由を説明したから言ったんだ。『お前はシーク教で、お前はユダヤ人。お前はケニヤから来たんだよな? じゃあ、ここに座って宗教や人種や肌の色で争い合うことについて話すがいい。どうだ? 僕たちはみんな違うから差別し合うんだ。でも、“他人と違うこと”で自分を定義するより、人はみんな違うってことを受け入れるべきじゃないのか? この学校では寛容さを学ぶ必要がある。彼らがゲイかどうか気になるかい? だったら、共存することを考えろよ』」。
 
弱冠18歳とは思えない立派なお言葉だけれど、曲がりなりにも世界中から国を代表するような由緒正しき家柄の子息が集まる超名門校。彼らを叱り飛ばすことができるベネ様のタフさに驚き! でもそれ以上に名門母校の恥部をバラしても全然気にしないという、現在のカリスマ性のほうが気になる……。 

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