ゴールデングローブの人種ジョークに便乗した豪MTVが大炎上
現地時間1月10日(日)に開催されたゴールデングローブ賞の授賞式。アメリカ・フェレーラとエヴァ・ロンゴリアが同賞に対してキツいジョークを披露。
ゴールデングローブ賞の授賞式にプレゼンターとして登場したアメリカ・フェレーラとエヴァ・ロンゴリア。2人はそれぞれ「私はエヴァ・ロンゴリア。エヴァ・メンデスではありません」「アメリカ・フェレーラです。ジーナ・ロドリゲスではありません」と自己紹介。実は昨年12月、ノミネーションの発表会に登場したアメリカの写真に同賞の公式Twitterアカウントが“ジーナ・ロドリゲス”と但し書きをつけてツイートするハプニングが発生。これを受け、2人はハリウッドでラテン系女優たちが混同されていること、同じミスが白人女優に対しては発生していないことを、ユーモアを交えつつ、でもしっかりと指摘。このセンスにはSNSでも好意的なコメントが多数アップされた。
でもここに便乗したメディアが大火傷! MTVオーストラリアのアカウントが「英語の字幕はどこ? 何を言っているのか全然わからない」ととんでもない、でもベタな揶揄ツイートをアップ! これには「人種差別的」「侮辱的だ」と批判が殺到。MTVオーストラリアはこれを削除、すぐに「ジョークでした」と謝罪らしきツイートをしたとか。
長年ハリウッドで活躍している有名女優のアメリカやエヴァでさえ人種の壁を感じていることが明らかになった今回の事件。それにしても2人に比べてMTVオーストラリアのジョークの残念さといったら……。ユーモアのセンスって本当に難しくて本当に大切。
text : Yoko Nagasaka