ブラピが受賞! 2014年BAFTA(英国アカデミー)賞結果発表
米国アカデミー賞の行方を占うと言われる英国アカデミー賞(BAFTA賞)の授賞式が現地時間2月16日(日)に発表! 気になるその結果は……ブラッド・ピットが受賞?!
いよいよ3月2日(日)(現地時間)に近づいてきた、米国アカデミー賞=オスカー。その前哨戦で、結果を予測するのにマストチェックな映画賞が、英国アカデミー賞=BAFTA賞。2月16日(日)(現地時間)に開かれたBAFTAの、気になるその結果は?
受賞数からいえば『ゼロ・グラビティ』の独り勝ち。監督賞をはじめ、6部門を制覇。けれど、受賞のクオリティから言えば、作品賞、主演男優賞をWで獲得した『それでも夜は明ける』の勝ちと言えそう。
でも、注目したいのは別のところ。昨年『世界でひとつのプレイブック』で、他の映画賞を総なめにしていたジェニファー・ローレンスを受賞させなかったBAFTAが、今年は彼女にトロフィーを授与。これは、ひょっとするとジェニローの2年連続オスカーゲットなるか? それとも逆に?……などとドキドキいろいろ妄想してしまいそうな結果に。
そして、もっと注目なのは、賞レースに嫌われがちなブラッド・ピットが受賞したという事実!
どういうことかというと、作品賞に輝いた『それでも~』は、ブラッドが監督スティーヴ・マックイーンに自ら名乗り出てプロデュースしたもの。なので、プロデューサーとして受賞した制作陣のひとりとしてトロフィーを手に入れたというわけ。もちろん会場にはアンジェリーナ・ジョリーを同行し、夫婦(今のところ婚約者)でドヤ顔。文句なしのパワーカップルとしての存在感を見せつけた。
イケメンすぎる王道の男優は、役者としてなかなか認められない映画界。外見の“ハンディキャップ”を考慮して、制作者として路線変更をしたのが功を奏したもよう。
しかし、今回のこの受賞の背後にどうしても透けて見えるのはアンジーの顔。ブラッドがプロデュース業に関わり始めたのは、先にドキュメンタリー映像をプロデュースしていたアンジーと、『Mr.&Mrs. スミス』の撮影で出会ったまさにその頃。しかも、ブラピが初プロデュースしたとされるのも、同じくドキュメンタリー作品とあっては、どう考えてもアンジーの影響があったと思わざるをえない。そう考えると、アンジーの夫プロデュース力おそるべし?! これで、米国アカデミー賞作品賞まで獲得したら、最強妻としてアンジーの名声が世界中に轟くこと間違いなし。
そういえば、レオナルド・ディカプリオもどうしても役者として認められない、悲運イケメン男優のひとり(案の定、BAFTAでも賞を逃す結果に……)。今回主演男優賞を獲れなかったら、モデルハントなんかやめて、アンジーみたいなパートナーを見つけてプロデュースしてもらっては? 別の道ならアカデミー賞、もらえるかも……?
★主な受賞作品、人物はこちら
<作品賞>
『それでも夜は明ける』
<主演男優賞>
キウェテル・イジョフォー(『それでも夜は明ける』)
<主演女優賞>
ケイト・ブランシェット(『ブルージャスミン』)
<助演男優賞>
バーカッド・アブディ(『キャプテン・フィリップス』)
<助演女優賞>
ジェニファー・ローレンス(『アメリカン・ハッスル』)
<監督賞>
アルフォンソ・キュアロン(『ゼロ・グラビティ』)
<英国作品賞>
『ゼロ・グラビティ』
<撮影賞>
『ゼロ・グラビティ』
<プロダクトデザイン賞>
『ゼロ・グラビティ』
<編集賞>
『ラッシュ/プライドと友情』
<音響効果賞>
『ゼロ・グラビティ』
<視覚効果賞>
『ゼロ・グラビティ』