海外セレブゴシップ 2013/2/9(土)

『レ・ミゼラブル』のサマンサ・バークスが違って見えてくる?! 213年ぶりにフランス女性がズボン姿がやっと合法化

思わず「え?」と目が点になるニュース。大ヒット中『レ・ミゼラブル』でサマンサ・バークス演じるエポニーヌが革命児たちに混ざって男の子の恰好をしていたのも記憶に新しいところ。が、じつはそれがあの物語の時、違法だった! しかも、その法律が今の今まで残っていたという驚愕の事実が発覚!!

Samantha Barks(サマンサ・バークス) Photo : AFLO

今週、ようやくパリの女性が「ズボン」を履くことが公に許可された……と聞いてもピンとこないのが本当のところ。普通にフランス人女性はみんなパンツをはいているし、むしろスカートを着ている女性の方が少ないほど。ところがどっこい、なんと今の今まで法律では、女性がズボンをはくことは禁止されていたのだそう。

 

1799年フランス革命の10年後、終結が公になったとき、女性が「男性の革命家」と間違えられることが(それによって逮捕されることも)ないように、警察署長によって施行されたという。
けれど、こんな笑ってしまうような法律がなくなることもなく、2度の修正を経て2013年まで残っていたというのがさらに笑えてしまうところ。2度の修正というのは、1892年に「馬に乗るとき以外は……」という例外が認められたことと、1909年に「自転車に乗るとき以外は……」という例外条項が認められたこと。その後100年以上も、この法律を抹殺しようという動きがあったのだけれど失敗してきたのだとか……。哀しいんだか笑えるんだか。

で、ついに2010年に緑の党が「化石みたいな法律をさっさと抹消するべき」と動きだし、ついに昨年、女性の権利省の大臣であるナジャ・ヴァロー=ベルカセムが正式にこの法律を削除宣言をするに至ったというわけ。
でも、笑ってられないのはアメリカ合衆国国民の方々。テキサス州とテネシー州では「公の場でストッキングを直してはいけない」し、クリーヴランドでは「スカートの中身が映って見えてしまう」から「エナメルの靴は違法」……。

 

前出の大臣がこの決断の理由として「化石化した法律は、現行の法律書の中ではなく、“博物館”の中がふさわしい」と話している。ごもっともでございます。

 

サマンサ・バークス演じるエポニーヌが『レ・ミゼラブル』の世界で男装をするのは皆が知っているところ。実はあの後、エポニーヌのしたことは“違法”だったと知れば少し彼女のシーンが違って見えてくるかも?

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