夏木マリが語る、映画『Vision』と美しく生きるコツ
これまで見てきた映画は約2万本! 『ZIP!』などで活躍中の映画評論家・松崎健夫さんが独自の視点で解説する「映画ゼミ」連載企画第13弾。
ウェス・アンダーソンの『犬ヶ島』に声優として出演されるなど、ワールドワイドに活動し、女性たちのオピニオンリーダーとしても知られる夏木マリさん。社会貢献活動も精力的で、6月16日(土)に開催されるELLEの「ウーマン・イン・ソサエティ」では「映画界の女性たち」をテーマにトークショーが予定されている。そんな彼女の新作映画は、フランスの大女優ジュリエット・ビノシュとカンヌ国際映画祭の常連監督・河瀨直美がタッグを組んだ人間ドラマ『Vision』。幻想的で深い感動を呼ぶ物語のなかで、1000年森で生きる不思議な女・アキを熱演する夏木さんに、映画評論家の松崎健夫さんがインタビュー!
【『Vision』予告編】
Photo:Masahiro Yamamoto(Portrait)Stylist:Rena Semba Makeup:Sada Ito for NARS cosmetics (DONNA)
-
松崎健夫(まつざき・たけお)
映画評論家。『キネマ旬報』などに寄稿し、『WOWOWぷらすと』『ZIP!』『japanぐる〜ヴ』に出演中。共著『現代映画用語事典』ほか。
-
PROFILE
夏木マリ 今年、デビュー45年。また、クリエイションを手掛ける「印象派」が25年、支援活動「One of Loveプロジェクト」が10年、清水寺奉納パフォーマンス「PLAY×PRAY」が5年とそれぞれ周年を迎える。現在、主演映画『生きる街』が好評公開中。また、ウェス・アンダーソン監督『犬ケ島』が公開中、6/8に河瀬直美監督『Vision』の公開が控えている。著書「好きか、嫌いか、大好きか。で、どうする?」(講談社)好評発売中。
-
『Vision』
世界中を旅しながら紀行文エッセイを執筆しているフランスの女性エッセイスト・ジャンヌ。アシスタントの花と共にとあるリサーチのため奈良の吉野を訪れる。
杉の木立が連立する山間で生活をしている山守の男・智(とも)は、ジャンヌが山に入ってくるという老女アキからの予言通り、ジャンヌと出会い、文化の壁を超え、次第に心を通わせていく。智と同様、山守の鈴(りん)、猟師である岳(がく)、源(げん)もまた、山に生き、山を守る。
それぞれの運命は思いもよらぬ形で交錯していく…。ジャンヌはなぜ自然豊かな神秘の地を訪れたのか。山とともに生きる智が見た未来とは―。出演:ジュリエット・ビノシュ、永瀬正敏、岩田剛典、美波、森山未來、田中泯(特別出演)、夏木マリ
監督・脚本:河瀨直美 配給:LDH PICTURES【2018年/日仏/110分/シネマスコープ】
6月8日(金)全国ロードショー
公式HP:http://vision-movie.jp/
公式Twitter:@vision_movie_