かけがえのない存在がいれば生きていける

血はつながっていないが、絆がある。人はかけがえのない存在がそばにいることで、こんなにも心穏やかに生きていける。これはまさしく家族愛の映画である。この映画のプロデュサーのロジャー・リーの実体験をベテラン女性監督アン・ホイが映画化したものだが、希望の持てる話があまり聞こえてこない高齢化が進む世の中において、心がほっとするいい話。

桃さんを演じたディニー・イップは、この作品でヴェネチア国際映画祭の最優秀女優賞を受賞した。今年の12月で65歳になるベテラン女優からも元気をもらえます！

「病に倒れた家政婦と、一家の長男の絆を描く感動作」トップへ

text ： Atsuko Tatsuta　　(C)Bona Entertainment Co. Ltd.

『桃（タオ）さんのしあわせ』（A SIMPLE LIFE）

監督／アン・ホイ　
出演／ディニー・イップ、アンディ・ラウ、チン・ハイルー
配給／ツイン
公式サイト／http://taosan.net/

※2012年10月13日（土）～、Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー

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