DIOR
ディオール
セクシーでコケティッシュなリバティーンたち
17世紀の詩人、ジョン・ウィルモットの言葉を引用しつつ、18世紀の時代に自由奔放に生きた女性たち“リバティーン(道楽者)”をイメージしたジョン・ガリアーノによる「ディオール」。1月に行なわれたオートクチュール・コレクションに引き続き、乗馬服にインスパイアされたラインナップ。
アラン模様のニットにブルーのサテンリボンを通したカーディガン、チェック柄のフェミニンなジャケット、刺しゅうを施した透け感のあるモスリンのドレスなど、コレクション全体にガリアーノらしいテイストが散りばめられている。レース状にカットしたレザーを使ったミニドレスや、ミンクとレザーを組み合わせたスカート、ボリュームのあるレザーのミリタリーコートなど、革とファーのグラマラスなあしらいもこのメゾンならでは。スポーティさとフェミニンさ、セクシーさとコケティッシュを絶妙にミックスした、完成度の高いコレクションだった。
2010-11年秋冬パリコレクション
開催日 : 3月5日(金)
会場 : Espace Ephemere Tuileries
BGM : Jeremy Healy
TEXT :Tomoaki Shimizu
問い合わせ先
クリスチャン ディオール
tel.03-3263-2266
http://www.dior.com/