ストレスを和らげる野菜
ストレスでホルモンバランスが崩れると、たちまち肌に影響が出る。ちょっとしたイライラや心配ごとで引き起こされる、吹き出ものや肌荒れに悩む女性も多いはず。そんなときには“セロリ美容”。フランスでは昔から、セロリがストレスを緩和するとされており、かのジャン・ヴァルネ博士も精神安定剤が必要な人にセロリジュースを飲ませていたそう。
　
ヴァルネ博士のセロリレメディの効果
食欲増進、健胃、神経および体全体に作用する強壮、副腎を刺激、鉱物成分補給、便通改善、抗壊血病、血液の浄化・再生、抗マラリア熱、利尿効果、抗リウマチ、肺・肝臓の排水、殺菌、痩身
　
滋養強壮剤として
フランスでは昔から、セロリが性的活力を高める素材として知られている。ヴァルネ博士の故郷、フランス東部のフランシュ＝コンテ地方には「男がセロリの効果を知っていたならば、庭をセロリでいっぱいにするだろう」という言い伝えもあるそう。これは、セロリに多く含まれるDHEAなどの男性ホルモン様物質のため。これを効果的に摂取するには、生で食べるのがいちばんとされる。

セロリでビューティ＆メディカルケア
 
■セロリの頭皮ケアローション
水500mlにセロリ1本を入れ、ゆでた汁をローションとして冷蔵庫で保存しておく。
シャンプー前、地肌にローションをすりこんでマッサージ。フケ、かゆみが緩和し、地肌が健やかに。
 
■セロリのピュレのフェイスパック
セロリ1本の茎と水少々をフードプロセッサーにかけてピュレにする。
全顔に塗布して10分間置き、ぬるま湯で洗い流す。
キメの整ったなめらかな肌に。ニキビ跡など気になるところには週に3回程度塗るときれいになる。
※塗布後6時間は日に当たらないようにすること
 
■セロリの茎のジュース
薬効があり、飲用または塗布することで治療になる。
リウマチの集中的治療……1日1/2杯を15～20日間飲む。
マラリアの解熱……発作の合間に1日200gを3回に分けて飲む。
傷・潰瘍……ジュースをガーゼにしみこませて患部に当てる。
口内炎・扁桃炎……うがい薬として、または口内洗浄薬として使う。
　
■セロリの煎じ薬
水1リットルに対し、茎、根、または根の皮を250ｇ入れ、1時間ゆでる。
しもやけ……1日3回、なるべく熱いまま患部を煎じ薬に浸ける。10分経ったらよくふいて、患部を乾かさないようにソックスや手袋で保湿する。

※効果や効能は人によって異なります