ヘルシーレシピ 2014/12/24(水)
Salt-Free Recipe

「塩抜き」で心身をリセット

“塩抜きダイエット”ブームの兆しもあり、「塩抜き」というワードが気になっている人は多いはず。人間にとって塩分は必要な栄養素のはずだけれど、それを控えることで私たちの体に何が起こるのだろう。マクロビオティック研究家の中 美恵先生は、日常生活のなかで短期間の無理ない塩抜きを推奨している。その極意とは?

>
<

1/2

「塩抜き」する意味とは

塩分の摂りすぎは高血圧の原因になることは知られているけれど、「自分には血圧は関係ない」と思っているあなた。美容的な観点からも、塩分を抜くといいことがたくさんあることを知っておきたい。塩分を摂りすぎると、体内の塩分濃度が高くなり、それをコントロールするために体から水分や老廃物が排出されにくくなる。当然、体はむくんで体重も増えてしまう。またむくみは体内の代謝の低下を招き、脂肪はどんどん燃焼されにくくなって太りやすい体質になる。また、マクロビオティックの概念でいうと塩は、引き締めて固くする性質をもつ”陽”の食物。バランスとしてはもちろん必要だけれど、ただでさえストレス過多で緊張気味の現代女性。むしろ塩分を控えて心身をゆるめたほうがベター。
 
塩分がないと人は生きられないのは道理だけれど、多くの人の食生活は塩分過多といってよい。厚生労働省の定める「日本人の食事摂取基準」において日本人の成人に推奨される1日の塩分摂取量は、男性10g未満、女性8g未満。けれど実際には平均で1日12gくらいといわれていて、外食が多い人はその数値はさらに高くなる。また、市販されている食品のパッケージには、塩分の目安となる「ナトリウム」の含有量がかかれているけれど、このナトリウムの約2.6倍が食塩相当量となる。ナトリウム=塩分量ではないことも知っておいて。意識すると、いかに日常で塩分を摂取しているかがわかるはず。

  • 簡単でおいしい! 塩抜きリセットレシピ

    塩抜きポテトサラダ
    ■小松菜の和えもの 3種
    ■にんじんのブレゼ
    ■野菜たっぷりの焼きビーフン
    ■塩なしポトフ
                
    >>レシピはこちら

  • 中 美恵さん
    なか・みえ/“マクロビダイエット研究家、マクロビ料理教室「mie’s レシピ クッキングサロン」(表参道)主宰。マクロビオティックとの出合いで得た自身の経験とスクールでのキャリアを生かし、マクロビオティックを日常に取り入れやすく進化させ、健康・美容・癒しなどさまざまなシーンでの活用法を提案している。心と体を癒すための「Mie's Recipe」は2000件を超える。著書に『キレイになるマクロビ教室』(講談社刊)などがある。
    http://ameblo.jp/miesrecipe0962/

「「塩抜き」で心身をリセット」トップへ

photo : Toru Oshima  styling : Yumi Suwaki  cooking : Mie Naka  cooperation : Utuwa

SHARE THIS ARTICLES

前の記事へヘルシーレシピ一覧へ次の記事へ

CONNECT WITH ELLE

エル・メール(無料)

メールアドレスを入力してください

ご登録ありがとうございました。

ELLE CLUB

ようこそゲストさん

ELLE CLUB

ようこそゲストさん
ログアウト