ローカカオを使ったスーパースイーツ「ローチョコレート」の魅力
近年、スーパーフードとしても俄然注目を集めるパワフル食材「カカオ」。生のカカオから採った原材料を使う「ローチョコレート」は、ビューティスイーツの筆頭! ローフードマイスターの志村双葉さんが、「ローチョコレート」のポイントと簡単レシピを提案してくれた。
「ローチョコレート」でスーパー食材“カカオ”の栄養を丸ごと摂取
チョコレートの原料である「カカオ」は緑茶の4倍ものポリフェノールを含み、さらにビタミンEやカテキンも豊富。すべての食材のなかでもトップクラスの抗酸化スコアを誇る。ほかにも血流量をアップして体を温めるテオブロミンや精神を安定させ肥満を改善するトリプトファン、血管を柔軟にするアナンダマイドといった神経伝達物質の分泌を促し、さらにマグネシウムや亜鉛、カリウムなど不足しがちな必須ミネラルもたっぷり。実に30種以上の有効栄養成分や酵素を含むとされるカカオは、スーパーフードの専門家も一目置く、スーパー美容食材。けれど、カカオ豆をローストする一般的な製法のチョコレートは、加熱により栄養成分の多くを損失してしまう。そこで美容意識の高い女性におすすめしたいのが「ローチョコレート」。
“ロー(生)カカオ”を47℃前後の低温で圧搾して採るローカカオパウダーやローカカオバター、プラス好みの甘味材料だけを使う、原料も工程も非加熱のローチョコレートは、精製糖や乳脂肪分も不使用。カカオの豊富な栄養素を生きたまま摂ることができるビューティスイーツとして、美容意識の高い女性におすすめ。
良質なロー&オーガニックブランドのローカカオ素材を提供するブランドが相次いで上陸し、ローチョコレートはグンと身近になった。トレンドフードでもある「ローチョコレート」に今こそトライしたい!
【ローチョコレートに使用する主なカカオ原料】
・ローカカオパウダー~ロー(生)のカカオ豆を47℃前後でコールドプレスして液状に溶けるほど細かく粉砕し、パウダー状にしたもの。チョコレートのコクと風味の素となる。
・ローカカオバター~ ローカカオからカカオパウダーを作るときに分離させて採った濃厚でピュアなバターオイル。チャンク状に固まった状態で販売されているが、融点が低く 32~35℃で溶ける。溶かしたり細かく刻んだりして使う。チョコレート特有のこっくりしたテクスチャーはこのカカオバターによるもの。
・ローカカオペースト~ローカカオパウダーとローカカオバターを合わせて練ったもの。甘味を加えるだけでローチョコレートができあがる。カカオバターと同様に固形なので、溶かして使う。
・ローカカオニブス~ローカカオを粗く粉砕したもの。ローチョコチップとしてそのまま食べてもいいし、チョコレート作りに使えば最高のトッピングになる。
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Let's Try⇒失敗なしのローチョコレートレシピ
■基本のローカカオチョコレート
■ローブラウニー
■ローマシュマロバー
■リキッドローチョコレート
■濃厚ローチョコレートタルト
>>レシピはこちら -
志村双葉さん
Futaba Shimura/日本リビングビューティー協会認定ローフードマイスター、「Futasba's kitchen」「プラズ・マ」主宰。伊勢丹、第一企画(現ADK)を経て、フリーのマーケティングプランナー・コンサルタントとして独立し「プラズ・マ」を設立。同時に、食の力と重要性を再認識しローフードの道へ進む。レッスンやさまざまなイベントを通じて免疫力を高め美と健康を叶えるローフードを啓蒙し、心地よいライフスタイルを提案。飲食業界でのメニュー開発やプロ向けのアドバイスも行う。
http://www.futabas-kitchen-rawfood.com/
photo : Toru Oshima styling : Yumi Suwaki cooking : Futaba Shimura Cooperation : Utuwa
Special Thanks : Sunfood Superfoods