「亜鉛・イソフラボン・ボロン」でラブアンチエイジング
セックスレスのカップルが増えているという。管理栄養士の堀 知佐子さんは「女性ホルモンをアップさせることも大事だけれど、女性だけがきれいになっても、男性が元気でなければだめ」と語る。そこで男性も女性もホルモン力をアップして「ラブアンチエイジング」を実践できる食材を教えていただいた。
"亜鉛・イソフラボン・ボロン"でホルモンアップ"
男女共通でホルモンに働きかける栄養素の作用を知ろう
イソフラボン/エストロゲン類似の成分。ポリフェノール分類のひとつで、フラボノイドの一種 。大豆などの豆類に多く含まれている。骨粗鬆症や更年期障害などにも効果があるとされる。サプリメントより食事で補うことを中心に考えるのが理想的。
ボロン/エストロゲンを活性化させるミネラルの一種。ホウ素。イソフラボンと同じくエストロゲンに類似した作用や活性化させる作用があるとして注目されている。わかめや昆布、寒天などの海藻類やナッツ、豆類、キャベツなどの葉野菜などに多く含まれる。
亜鉛/男女ともにホルモンに深く関与していて、発達や免疫力などに関与する栄養素。不足すると不妊などに影響することもあり、男性の場合は性機能低下にも関わる場合も。日常生活では体内に取り込みにくく不足しがち。かきや牛肉、煮干しなどに多く含まれている。
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美と食のエキスパートはこの人
堀 知佐子(ほり ちさこ)さん
ア ンチエイジングレストラン「リール」オーナー、管理栄養士・食生活アドバイザー・調理師・日本抗加齢医学会正会員。調理師専門学校の講師を経て、ミールプロデューサーに。大手食品会社、飲食店などのメニューアドバイスや食生活全般における指導・顧問なども数多く手がけている。京料亭「菊乃井」の中食事業、 フランス料理店「ル・ヴェルデュリエ」を立ち上げる。NHK『きょうの料理』や『あさイチ』などにもたびたび出演。HBRでは会員誌での連載を始め、毎月 講座を開催中。簡単でわかりやすく、楽しい解説が人気を集めている。