出会いの予感には赤リップ!
カロリーヌ・ド・メグレが “パリジェンヌたちの生態”をユーモアたっぷりに描いた著書(※)によれば「出会いの予感があれば近所のパン屋にだって真っ赤な口紅をつけていく」という説が。たとえスッピンに普段着でも赤口紅さえつけたら恋愛モードのスイッチオンというわけ。なにしろ赤は人の注意を喚起し、ほかの色より一歩前に出て見える特性がある。「私を見て!」というシグナルにほかならないのだ。
カロリーヌ・ド・メグレ(Caroline de Maigret)
現代パリジェンヌのシンボルにして世界的ファッションアイコンのカロリーヌ。モノトーンファッションのイメージが強い彼女だが、赤は黒や白と並んで潔い色であると教えてくれる。
※『パリジェンヌのつくりかた』早川書房刊
photo : GettyImages, Aflo text : Shoko Matsuzawa