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エマ・ワトソン(Emma Watson) photo:Broadimage/AFLO

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内面もニュートラルに整えるという好スパイラル

好感度=モテという方程式のうえに成り立つメイクとは一線を画し、あくまで「自分のためのメイク」で見た目を美しくセルフプロデュースという発想。メイクが面倒臭くて仕方ないすっぴん派には手厳しいアドバイスも……。 
 
「他人とのコミュニケーションが大切な鍵を握るお仕事シーンで、何ひとつメイクをせずにいたとしたら、欧米では自分に手をかけない人=アンオフィシャルという印象をもたれてしまいます。すっぴん姿でナチュラルな自分を演出していたとしたら、それは逆のイメージをもたれてしまうわけです」とバッサリ。 
 
「気が強そう」「頑固そう」といったネガティブなイメージ、「信頼できそう」「いつでも幸せそう」といったポジティブなイメージなど、顔が与えるさまざまな印象をメイクひとつで変えることは可能。とすれば、エマ・ワトソンのように知的な一面を演出することも、第一印象をより良く導くことも、ニュートラルメイクの得意技といえる。 
 
「ニュートラルなパーツバランスを意識してメイクすることで、誰からも好かれる“心地よい顔”へと変身していきます。自然と好感をもたれるので、自分に自信がつく良循環も生まれるんです。パンチの効いた個性的なメイクはオフのシーンでいくらでも楽しめますから、使いわけが大事! さらにこのメイク法には、自分の内面をもニュートラルな状態に整える効果があります。たとえばメンタルが不安定モードだと、知らずしらずのうちに眉幅が狭く濃くなってしまうなど、マインドの在りようがメイクに影響するもの。それを逆手にとれば、メイクひとつで内面のバランスもいい状態に整えられると思います。人って心の状態がニュートラルなときのほうが、ラクに実力を発揮できるもの。ニュートラルメイクで印象を高めて、内面も軌道修正。テクニックも簡単ですから、ぜひチャレンジしてみてください」 
 
>>実際のメイク法は? 次のページをチェック!

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text:Motoko Nomura

  • photo:Yoshihiro Toyota(Pinx.)

    永島吏枝子/ビューティキュレーター (株)KnowWho 代表取締役  
    1996年単身で渡米。LAにて美容スキルを学び、数多くのクライアントに対するメイクの現場から、「自己プロデュース」のロジックを構築。日本女性へ、そのメソッドを伝えるべく帰国後、「美容専門家の改革」を念頭に、ビューティアカデミーのディレクターに就任。美容家や美容師の指導をはじめ、企業でのメイクセミナーなども担当し、一般女性を含めた生徒数は国内・国外に1万5000人を超える。http://www.know-who.jp/

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