専門家は弁護士の見解を一蹴
「もし製品が全く洗浄成分を含んでいないというなら、もっとも考えられる副作用は頭皮トラブルではなく、脂っぽい髪になることだろう」とロチェスター大学医学部の皮膚科の准教授であるマリー・ゲイル・メルキュリオ博士は語る。
そう聞くと真っ先に思い浮かぶのは「訴訟された製品には有害な成分が入っていて、それらが女性の頭皮にトラブルを起こしたのでは」ということ。しかし博士の意見は異なる。
「仮に、製品の中に特定の頭皮トラブルを起こす可能性のある成分が含まれていたとしたら、もっと多くの女性に影響が現れたはずです」と同氏。さらに、彼女は「頭皮トラブルにはさまざまな要因があります。別の理由が重なったことも充分に考えられます」と続けた。
>まずは頭皮の状態をチェックすることから
translation : Naoko Ogata Photo : Getty Images