ハイ&ローライトでシルエットをデザイニング
ハイライトは実際のところ、白髪を染めるものではない。ただ、ケラチンを構成するシステインに含まれる硫黄原子が活性化されることで、ブロンドのような輝きのあるトーンが叶う。一方、ローライトはカラー剤によっては白髪を染める効果がある。
また、フランスで“レタッチ”と呼ばれるセルフケアは、マスカラやコーム、クリームタイプのものを部分的に塗布することで一時的に白髪を隠すというもの。シャンプーで落ちるので最も手軽な方法であるけど、パラ氏はやはりこのアイテムも、植物由来のもの使用すべきと推奨。
白髪の増加は誰にでも起こる生理現象。受け入れ難いかもしれないけど、このように予防したりヘアカラーの一部として工夫したりと、美容技術の進歩によって解決法は多く存在する。エイジングを前向きに考え、グレーヘアを楽しむべきものとして捉えよう。
translation & text : Nathalie Lima Konishi、photo : Getty Images