全世界共通の女性の悩み、ムダ毛。特に私たちアジア人の毛はメラニン色素が多くて剛毛のため、ムダ毛ケアともなると実に厄介。本来は欧米女性よりもしっかり対策を取らなくてはいけないところだけれど、欧米で当たり前とされているVIOゾーン（V＝ビキニライン、I＝陰部の両側、O＝肛門周辺）の脱毛には、なぜかほぼ関与してこなかった。
が！　なんとここ数年の間で、このサンクチュアリに踏み込む日本女性が急激に増えているという噂を入手。これまで全身脱毛をするのはモデルやアスリートといった、人前で肌を見せる人たちがメインだったけれど、いまは職種も世代も問わず、VIOを含めた完全処理派が勢いを伸ばしている、と多くのサロンも語る。

「アンダーヘアのケアは、ゆとりのあるライフスタイルを送っているというステータスの証」。ハーバード大学の心理学博士ナンシー・エトコフもそう指摘するように、豊かなライフスタイルを求める延長線上に、VIOケアが位置し始めている模様。ではどれくらい広まっているのか？　編集部周辺の実情をリサーチしてみた。