特集(エディターズPICK)
2017/05/31(水)
「匂い」を味方につけてセンシュアルな女になる

「イヤな匂い」だけにサヨナラできる、オーガニック・デオドラントって?

じめじめとした梅雨シーズンを経て、夏本番へ……。毎年、温度&湿度に比例してヒートアップする“匂い”問題。でも、なんだか最近の私たち、匂いに対して過敏になりすぎていない? 汗は体にとって重要な機能であり、匂いは生物に備わったセンシュアルな媚薬。抑えるべきは“嫌な匂い”だけでいい。自分という個性を生かすオーガニックな視点で、ナチュラルデオドラントを始めよう!

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狙うは“イヤな匂い”だけ。自分の匂いは消さずに残すのが新時代の“いい女”

その昔、フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトは、戦地から凱旋する際、妻ジョセフィーヌに手紙を送り、自分が帰国するまでの2週間、決してお風呂に入らないよう頼んだという。「自分の匂いを、ここまで愛されたら幸せですよね(笑)。ワキや陰部、耳の裏から出る匂いのある汗には、異性を惹きつける物質が含まれています。まさにこの“匂い”こそが、生態系を発展させてきた重要なファクターなのです」と語るのは、フィトテラピストの森田敦子さん。

「パートナーとの相性は、匂いが決定するといっても過言ではありません。ひとりひとり異なる匂いは、アイデンティティであり、センシュアリティそのもの。頭ごなしに否定してフタをするのではなく、幸福感に繋がるものとして上手につきあってほしい」。まずは自分の匂いを知ること。その上で、自分の匂いを生かすことができるケア方法を探す。エッセンシャルオイルなどの植物成分なら、作用が穏やかなうえに、ヒトが発する有機的な匂いともなじみやすい。

「和食中心できれい好きな日本人は、もともと体臭の少ない人種。匂いに対して過敏になりすぎず、自分の匂いとハッピーに交わる……そんな文化が発展したら素敵」。これからは、成分だけでなく心理的にもオーガニックな発想のデオドラントに切り替えてみない?

  • Profile:森田敦子

    Atsuko Morita/植物療法士。フランス国立パリ13大学で植物薬理学を修め、日本における植物療法の第一人者として活躍。植物療法に基づいた製品の開発や啓蒙のためのスクールを主宰。また、エル・オンラインでの「粘膜美容論」や「膣ケア」など、フランス仕込みの新発想ビューテ提案でも大きな注目を集めている。

    アンティームオーガニック公式サイト http://intime-cosme.com/

photo:Getty Images  realization:KYOKO INOU

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