フレグランスのその前に! 「私、ニオってない?」問題
2018/06/15(金)
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Q4:今日からできるニオイ対策は?

「加齢臭が出てくるのは40代からと言われていますが、個人差があります。若いうちからあらかじめニオイ対策を知っておくことは役に立ちます」と上田先生。いますぐ始めたい、ケアの基本をご紹介!
 
1.食事を初めとする生活習慣を見直す
「汗と食事は密接に関係しています。野菜や魚類などを含めた栄養バランスのよい食事が大前提です。にんにくやニラなどの香りの強い食材を食べると、香気成分として汗と一緒に排出されるケースもあるので、特に気になる季節は控えてみても。また、質のよい睡眠をとることやタバコをやめることも立派な体臭ケアになります」(上田先生)。

2.清潔に保つべきポイントを知る
「汗をかいたときにいちばん効果的なのが、汗を拭く、もしくは服を着替えてしまうこと。前述のとおり汗自体にニオイはないですが、汗をかきっぱなしだとニオイが発生する原因に。まずは汗を取り去ることと、清潔に保つのが基本です。体を洗うのはボディソープよりも洗浄力の高い固形石けんがおすすめ。私は“柿渋石けん”を愛用しています。一方で全身を洗浄力の高い石けんで洗う必要はないので、特に皮脂が多く分泌されるワキや足などをポイント洗いするのもいいでしょう。また、特に足は余分な古い角質をしっかり除去すること、そして身体を洗った後はしっかりと全身を保湿することも大事です」(上田先生)

3.洗濯物にひと工夫!
「衣類やタオルのニオイを何とかしたい!という人は、洗濯時にひと工夫。抗菌作用のあるペパーミントやラベンダー、ティーツリーなどの精油を2~3滴洗濯機に落として洗濯すると防臭効果がアップします」(上田先生)
 
4.気にし過ぎない
「繰り返しますが、誰にでも体臭はあります。正しい知識を身につけて、ニオイを“不快でない香りにしていく”、くらいにゆったり構えて」(上田先生)

  • 上田弥生先生
     
    天現寺ソラリアクリニック 医師。関西の医療機関で研修後、産婦人科専門医資格を取得。その後、産婦人科で診療を行いながら、デリケートゾーンのアンチエイジング治療やワキガ・多汗症の治療に携わる。現在は、女性のニオイケアはもちろん、デリケートゾーンケアの普及にも力を入れ、女性誌やwebメディアなどでも活躍している。近著に『オトナ女子のためのスメらない手帖』(主婦の友社)。

photo : Getty Images text & realization:Mayumi Hasegawa

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