“虫歯ができたら歯医者に行く”じゃ遅すぎる!
ふとした笑顔からのぞく、健康的できれいに並んだ歯。それが何にも代えがたいほどの清潔感と輝かしいオーラをもつことは、周囲にいる歯の美しい女性たちを見れば一目瞭然。歯がきれいなだけで一気に好感度は高くなり、プライベートはもちろん、仕事上での人付き合いにも大きなプラスになる。では、どうしたらそんな美しい歯をキープできるの? そのヒントは、“歯医者は歯に問題があったときに駆け込むもの”とされてきたこれまでの考え方を捨てるところにあるよう。
「オーラルケアクリニック青山」有田博一先生によると、「ストレス社会の今、現代人は免疫力が低下気味で、その結果ドライマウスや歯周病、虫歯にもかかりやすい」と話す。「さらに歯周病が糖尿病や心筋梗塞を引き起こすケースだったり、噛み合わせや過去に受けた補綴治療が頭痛や肩凝り、自律神経の乱れ、顔のたるみにまで起因するケースもあります。口腔環境の乱れは外見だけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼす んです」(有田博一先生)
また同院の理事・腰高和宏氏は、過去に合わない部分入れ歯にした途端、食べ物が美味しく感じられなくなり愕然 とした経験をもつ。しかも顔の形も変わり、頰に縦ジワが入った老け顔 を見てびっくり! インプラントなどで全面的に直すとなると、費用は300万円以上かかるとわかり大ショック。悪化する前に早くケアすべきだったと反省したそう。
「日本人は歯が悪くなってから歯医者に行く。そういうスタンスだから300万円コースにつながってしまう。しかも、みんなそこまでお金をかけずに結局総入れ歯にしちゃうから、食生活もつまらなくなる。これから死ぬまでに何回食べますか? 300万円を食事の回数で割ったら、そんなに高くないはず。歯はそれくらい価値があるからこそ、予防のためのケアをしてほしいんです」(腰高和宏氏)
痛いから、虫歯になったから、歯科に行く。そんな時代はもう過去のもの! これからは自覚症状がなくても定期的に診断を受け、5年後、10年後を見据えてよりよい口腔環境のための予防ケアを行うべき。いつまでも自分の歯でおいしく食べ、若々しい笑顔で充実した人生を送りたいなら、今すぐ歯科指導を受けに行かなくちゃ。
illustration : Chiaki Mori
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有田博一(Hirokazu Arita) /「オーラルケアクリニック青山」歯科医
日本歯科審美学会 常任理事/認定医・日本歯周病学会 理事/専門医/指導医・日本臨床歯周病学会 認定医/指導医
長年にわたり新宿で歯科医院を営む傍ら、日本歯科審美学会や日本歯周病学会の理事として、高齢化に伴う歯周病患者の増加に対応するべく研究を深め、後進の指導を務める。時間をかけた診断と説明、また費用も考慮した患者本位の治療方針で患者から絶大な信頼を寄せる。
生まれつき歯が弱いと諦めたり、悪くなるまで待ってから来る患者、自分の歯を大切に考えてこなかった患者が多いことから、予防歯科の重要性を考え、賛同者たちとともにその普及に向け、2016年4月「オーラルケアクリニック青山」を立ち上げる。腰高和宏 (Kazuhio Koshidaka) /「オーラルケアクリニック青山」理事
医療や食のグローバル企業で長年にわたり商品開発、マーケティング、経営に携わる。生活者の立場からニーズの探索、伝えるコミュニケーションを考え、お客様満足を第一捉えた医院作り、予防歯科の啓蒙を促したいと今回のプロジェクトに参画。アメリカ赴任生活時代に痛感した、日本人とアメリカ人とのデンタル意識の差を埋めるべく、新しいクリニックモデルの普及を目指す。
オーラルケアクリニック青山
港区南青山3-15-6 リップルスクエア Dビル3F
診療時間/火~金 11:00~20:00 土10:00~17:00
休診日/月・日・祝祭日
tel. 03-6447-0046
https://oral-care.or.jp/