男と香りの甘い関係
いつの時代も“プレイボーイ”が現れて、女性たちを魅了する。そんな彼らの武器は、ルックス?才能? エル・オンラインでは、“色香”をキーワードに、彼らの魅力を徹底分析。思わず引き寄せられてしまう“男の香り”に、きっとあなたも恋をする。
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孤高の天才アーティスト/アンディ・ウォーホル
60年代NY、ポップアートの旗手として名を馳せたアンディ・ウォーホル。そんな彼のミューズと言えば、瞬く間にNY社交界の華となった、イーディ・セジウィックだ。ユースカルチャーの中心地・スタジオ「ファクトリー」で、アンディとイーディはまるで共犯者のように絆を深め、革新的な作品を生み出していく。
そんな天才芸術家が愛した香りが、「ペンハリガン」の“ブレナム ブーケ”。シトラスノートのクラシックな香りが、アヴァンギャルドなアンディと対極をなす。大量生産によるアートを生み出したアーティストは、自分には無い確かな“伝統”を求めていたのだろうか。そんな気難しいアンディに振り回されながら、28歳で生涯を遂げた愛情深いイーディ。冷たさのあるシトラスの香りをまとったアンディの側で、イーディの天真爛漫な笑顔はより一層輝いていたことだろう。
photo: CHIFUYU AIZAWA/Q'S (still life) AFLO (celeb,p1,5) GETTY IMAGES(celeb,p3) realization: YUMI JIBIKI/STYLE ET PARFUM